『瞳の色』















水音しか聞こえない
冷たい水にすべてを流されたい・・・・・







ケンカした・・・・・・
理由なんてはたからみればすごくくだらないこと





その日は偶然にも俺らのオフが重なって2人で出かけていた
ケンカする前はすっごく楽しかった
手を繋いで歩いていろいろな店を見て廻って・・・
そう楽しかったのだ・・・それまでは・・・・アイツに逢うまでは
誰だかは知らないけど敏弥の友人らしき人に偶然会った
久しぶりに会ったのか敏弥はすっかり話し込み始めた
俺にも見せたことのない笑顔で・・・
敏弥はあまり人に心を許さない
つまりそんな笑顔を見せるほど気を許したヤツだということだ




俺はそんな敏弥を見てすっごくイライラしてきて敏弥を一人置いて先に家へと帰ってきてしまった
そして気分転換にでもとシャワーを浴びている


「冷たい・・・・」


水は体をつたって排水口へと吸い込まれていく
俺もこのまま流されて消えてしまえばいいのに・・・
ぼーっとしていると遠くのほうで物音がした
そして勢いよく風呂場の戸が開かれた


「hyde!!!」


顔を覗かせたのは置いてきた恋人だった


「何してんの?」


敏弥の顔は怒っている表情だ
風呂場の冷たい空気に今あびているのは暖かいものではないことは敏弥にもすぐにわかったであろう
敏弥はhydeの腕を掴んだ


「何やってんだよ」


俺の中でさっきまでおさまりかけていた感情が再びおこる


「触んな!」


俺は掴まれた手を振り払った
敏弥の顔にますます怒りの色がうかぶ


「何言ってんだよ 風邪引くだろ早く出ろよ!」

「うっさい!!!」

「hyde!」


俺は再びのばされた手に掴まれないように激しく抵抗した
でも俺と敏弥の体格には差がありすぎてその抵抗は無に等しかった
両腕を掴まれて俺は抵抗を止めた
敏弥の目をみると怒っている冷たい目・・・






あぁやっぱり敏弥はかわったな・・・・







初めて出逢った頃の敏弥はどこか寂しげで悲しそうな目して人との関りを避けているようだった
その目を見て俺はそんな敏弥を何があっても守りたいと思った
でも・・・・いつの間にかに敏弥は強い意志を持った目になっていて・・・
人間関係もうまくいっているようで、もう俺なんて必要なくなってしまった






「ねぇhyde・・・どうしたの?何があったんだよ」

「わからん・・・」

「えっ・・・?」

「わからへん・・・」

「hyde?」



俺は頭ん中も感情もグチャグチャになってその場に泣き崩れてしまった


泣き出してどれくらいたったのかわからない 短かったのかもしれない長かったのかもしれない
俺は暖かいものに包まれた


「敏弥・・・・」


敏弥は黙ったまま俺の背中を優しく撫でてくれた


「hyde・・・」


「敏弥・・・ごめんな・・・ごめん・・・俺・・・・」


俺が謝ると敏弥は優しい目をして微笑んだ


あぁやっぱり・・・
こいつには・・・もう俺は・・・・・・・



「敏弥にはもう俺は必要ないんやな・・・」

「えっ?何いきなり・・・・」

俺はそっと敏弥の頬に触れた

「敏弥の目しっかりしたな...初めて逢った時はなんか守ならあかんって感じやったけど・・・ もう必要ないな・・・・」



「hyde・・・?」



「敏弥・・・・・別れよ・・・もうお前には俺は必要ないねん・・・
俺なんか居らんくてもお前はもう大丈夫や・・・お前はもう十分強い・・・」



俺はこれ以上泣き顔を見られたくなくて俯いた




「馬鹿じゃない?」

「えっ?」


俺は敏弥の気が抜けたような声に驚いた


「hydeは俺が強くなったから側に居ないの?俺のこと好きじゃないの?」



「え・・・・   好き・・・?」



好き・・・俺は敏弥のことが好きや・・・嫌いなわけがない



「言っとくけど俺はhydeが好きだから。好きだからhydeから離れる気ないからネ!
hydeが俺のこと嫌いって言ってももう手放す気ないんだから。俺独占欲強いんだよ?」



「嫌いって・・・嫌いなわけないやん!俺も敏弥のこと好きや!」



止まりかけていた涙が再び溢れ出した・・・・



「じゃぁ別れるなんて言うなよ・・・一緒に居ようよ・・・・」


「敏弥・・・・・」


俺の目からは大粒の涙が零れた


「あーもう泣かないの!」


敏弥は優しく指で涙を拭ってくれて優しく口付けた


「hyde・・・愛してるよ」


「俺も・・・愛してる・・・なぁ敏弥・・・・抱いてや・・・」








「んっ・・・・ふっ・・・ぁ・・・・・」


敏弥が俺に深く口付ける・・・2人の唾液が混ざり合って体をつたって流れる


「はぁ・・・敏弥・・・・」


唇を離すと敏弥は首筋から全身へと赤い痕を残していく


「あっ・・・あぁんっ・・・とし・・・やっぁ・・・」


敏弥の舌が蕾に触れる・・・そのまま俺の中に舌が入ってきた


「ひゃっ・・あっ・・・・んっ・・・・」


浴室のためかクチュクチュといやらしい音がよく響く


「あっ・・・んん・・・あぁ・・・・・」

「hyde・・・もう俺我慢できないみたい・・・入れるよ・・・」

「うん・・・ええよ・・・俺も早く敏弥を感じたい・・・・」


敏弥は俺を抱え直すとゆっくりと俺の中に入ってきた


「くっ・・・あっ・・・ん・・・・あぁ」


痛みで顔が歪む・・・・


「hyde・・・」


敏弥は一呼吸置いてから静かに動き出した
最初は苦痛だった声も次第に快楽の声へと変わってくる



「あっあん・・・敏弥・・・・んっ・・・ひゃっぁ・・・」

「hyde・・・・ぁ・・・」


「敏弥・・・俺もうダメや・・・・あっぁぁ!」

「hyde・・・あっん・・・」




行為のあと2人でベットに寝転んだ




「敏弥・・・さっきはごめんな・・・」

「んっ?何が?」

「だから・・・さっき俺が置いて帰ってきちゃったこと・・・」

「あぁ・・・別に気にしてないよ。だってあれhydeがヤキモチやいてたんでしょ?」

「えっ?・・・///// 」 見抜かれてた?!

「ふふふ♪hyde好きだよvv」

「あっ・・・うん・・・俺も・・////」


「でもさぁ・・・敏弥・・・もしホントに俺が敏弥のこと嫌いになってたらどうするつもりやったん?」

「えっ?嫌いって・・・・さっき言ったじゃん。俺はhydeが俺のこと嫌いになっても手放す気ないって
まぁそもそもhydeが俺のこと嫌いになるなんて思ってないけどねぇー♪」

「えっ?なんで?」

「だって・・・こんな魅力的な俺を嫌いになるやつなんていないじゃん♪」


「バカ・・・・・////」




ごめんな敏弥・・・変なヤキモチやいて勝手に敏弥には俺が必要ないとか思いこんで・・・
そうだよな・・・大切なのは気持ちだよな・・・・

敏弥・・・・これからもずっと愛してんで・・・





end.





+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+




あとがきという名の言い訳
えー・・・ごめんなさい。ホントにごめんなさい。文章グチャグチャです(汗)
一応リクはカプ自由・甘々・切ない・エロ有りで風呂場!ってことだったのですがぁ〜(滝汗)
い、、、一応リクエスト通りにはなってると思います!!!(逃げ腰)
ただワタクシの文章能力がないだけで・・・(TT)
彩音ぴょんホントごめんねぇー・・・こんなんで・・・hydeさんキャラわかんないのさぁー
こんなお話を書いた私だけど・・・見捨てないで下せぇ!!!(切実)
最後に1919番(イクイク/笑)おめでとうございましたぁ〜(>w<)





<Saine's comment>


狂兎様のサイトで1919番をGetして頂きましたぁ。
(よりにもよって、1919・・・イクイク・・・って・・・。)(笑)
敏弥×hyde。初カップリングでございますっ!!(興奮)
いやん♪なんだかドキドキvv(←何)
『甘々で切なくてお風呂場でエロ有り。』
というふざけたリクにも忠実に答えてくださって、めちゃくちゃ嬉しいっすvvv
ケンカして仲直りネタは個人的に凄く好きなので。
何故って・・・ひねくれたハイドが好きだから!!(何)(笑)
狂兎さんhyさんの性格分かんない〜!っと言うてましたが、もうバッチリですっ!!
そして、先ほど入手したのですが、最後のベッドでのまどろみは
彼女の最愛のお方、敏弥様に
「だって・・・こんな魅力的な俺を嫌いになるやつなんていないじゃん♪」 というセリフを言わせたいが為に創られた空間らしい。。。(爆笑)
ふふふ・・・色々と萌え萌えさせていただいたわぁv
狂兎vv本当にありがちゅ〜vvchu〜v(←いらんわ。)



因みに狂兎さんはDir同人さんでございまし(^ー^)



戻る。