don't intersect (tetsu×hyde)
いつから
どこから
頭をちらつくあの時の・・・・
*
昔っから 嫌な予感だけは いつだって当たる。
嫌味なぐらい いつだって・・・。
「ハイド、腕貸して」
「どないしたん?」
「いいから、見せて」
無理矢理掴んでひっぱった腕には、此処最近いつもつけているリストバンド。
でも、いつからやっけとか思っても思い出せない。
「これ、はずせへんやろ?」
「は?」
「はずしてみてや、これ」
「・・・・・・・・・。」
黙ったままの腕を更に強く握って、力任せにそのリストバンドをはずした。
ああ、どこまでもどこまでも 予想通り。
くっきりと浮かぶ紅い紅い後に、哀しみとか虚しさじゃなく、怒りが込み上げた。
「なん、で、こんなんするまで黙ってたんや!」
「・・・いえるわけないやろ」
響く、想いを告げた君の声、声、声、声。
「・・・だって、」
気づいてる。
フラッシュバックするのはあの時の映像。
手放したくなくて 拒絶したのは 俺のほう。
「そうさせたのは、てっちゃんでしょ?」
ソウサセタノハ オレ ダカラ
俺よりも低い背を更に屈めて下から覗くように見つめる顔は口角をくいと上げて、でも瞳は、目線は・・・。
その目線に、背筋が少しだけぞくりと粟だった。
「隠そうなんて思ってへんかったよ。寧ろ見せ付けたろう思ってた。」
その強い眼差しは今も昔も変わらない。
でも、変わったのは底に帯びる色。
放したくなくて、離したくなくて、
色々棄てながら必死に繋ぎとめていた存在は、いつのまにかすっかり入れ替わって
大事に大事にしてたものは、ただのカラッポな塊だった。
いつか すれ違った
あのとき すれちがった
願いは 想いは
きっともう交わる事はないんだね。
end.
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別カプで書いてたんですが、ちょっとばかしテツハイでも書きたくなって、突発的に書いちゃった代物。w
久々のテツハイがコレとかwww
もううちのサイト終わってんじゃねぇかって、我ながら思いますorz
話の一部分だけ抜いて書き宛てたので抽象的通り越してサッパリでしょうね(爆)
甘々主義なので、あんまりこういうまま終わるのは書きません。
結局はハッピーエンドにしたくなっちゃうから。
でもテツハイは、このままで終わりでいいとおもった(いや、悪い意味ではなく;
もし、他カプで同じような文章を見かけてもそっとしておいてください。w
2006.04.06
Heavenly Feathers 管理人